さて書くぜ。つーかこのゲームやる前にネタバレされると素晴らしさが80%くらい減するんでエンディング全部埋めるまでは何も見ないほうがいい。俺はこういうの大好きだけど万人にうけるシナリオではないね。むっちゃ鬱シナリオってか暗いし黒い。ご都合主義なストーリーが多い昨今ここまで救いのねぇ話よく書いたなとか思う。でもなんつーかもう鬱シナリオが好きな人ならもうそのまま店行って買って来いって感じ。
んじゃネタばれない範囲での感想。
声、演出、音楽に関しちゃ文句なしに最高ランクだと思った。俺がやったのは愛蔵版だから通常版はクオリティちと低いらしいけど。声は
クリス以外はみんな上手かった。音楽はほとんど全部作曲が岡崎律子(OPとトゥルーED以外は別ボーカル)のボーカル曲とそのアレンジ。素晴らしい。亡くなってしまったのが悔やまれる。
このゲームの舞台は多分イタリアのある音楽都市なんだがこうヨーロッパの雰囲気がにじみ出てる。俺ヨーロッパってかドイツに一ヶ月くらい行ってたことがあるんだがミュンヘンみたいな感じ。雨の演出もなんかすげぇ。
原画はしろ氏。まぁ知ってる人は知ってるし知ってない人は知らないだろう。俺はかなり好きな絵柄。ちとイベント絵には向いてないと思ったけど。
んでゲームパート。ぶっちゃけて言えばビートマニアとかDDRとかそんな感じの音ゲー。使うキー数は難易度Easyで4キー、Normalで8キー、Hardで30キーかな。音ゲーに慣れてる人ならそんなに難しくないからHardでやるのを推奨。同時ボタン押しの最高数は二つだからキー数が多くてもそれほど難しくない。プレイできる曲は全部で10曲だったかな?拡張で増えるけど。結構タイミングはシビアなんで高得点狙うとかなり熱かったりする。
ストーリーの感想。こっからネタバレ。黒文字デス。プレイ順序はリセとファルを先にやってその後トルタにいけば後は流れで進む。
とりあえず俺はファル→リセ→トルタ→al fine→da capoアルって感じで行ったわけだが結構いい感じな順番だったと思う。というかトルタルートはal fineに直でつながってるから最後にやるべきだ。
キャラ別に感想を。
ファルシータ
あぁ多分一番黒いなこのキャラ。目的のためなら手段を選ばないタイプ。でも俺一番好きなキャラかもしれない。一途といえば一途だし。初プレイ時こう幸せまっしぐらなストーリーがいきなりズゴーンとえ?何?何が起こったの?って感じでもうなんつーかほらアレ。でもまぁこれで大体このゲームの方針はわかったぜ。しかし最後までやった後ならわかるけどパートナーに決まった時点でファルはトルタから例の話を聞いてるわけだから「アルに二人で会いに行こう」っつーラストのセリフの意味合いがぜんぜん変わってくるわけで。まぁこの後にアルに出会ってクリスのpiovaゲージが振り切れてファルの思惑通り伝説クラスの演奏家になるんだろうが。
リセルシア
ファルをクリアした後だからまぁアレ以上の衝撃はないだろうと気楽にリセとの幸せな生活をプレイしつつショックに備えてたがやっぱり最後にズガーンと来てショッキングだったものの備えてたからたいしたことないぜフゥハハハーとか思いその後卒業演奏が終わりあぁこれでエンディングかーと安心しきった瞬間にズギャーンときましたね。もうお前そこまでプレイヤーに鬱を与えたいのかと。つかグラーヴェ死ねヽ(`д´)ノ。
トルティニタ
このゲームの中核の半分を担ってるキャラ。こいつも結構黒い。とはいえトルタのせいで話がこじれたというか。でもなんかこう・・・あーもう黒いけどこいつも好きだヽ(`д´)ノ。そしてノーマルにクリアした後にal fineシナリオで今までプレイしていたすべてのキャラの印象が丸代わり。ほとんどのセリフの意味合いが180度変わってしまう。この伏線の張り方はうまかったなぁ。雨にしろアルにしろ。双子の入れ替わりトリックっつーのはありがち過ぎて予想はしてたけど話の整合性があ合いすぎて入れ替わり疑ってたのに全然気づけなかった。この辺のトルタの心境描写がうめぇよなぁ。トルタって呼ばれて泣きながら逃げ出すアルのところとか。
アリエッタ
アルというかフォーニも含めて。アルルートこそがこのゲームの真ルートだと思った。というかこれしかハッピーエンドがねぇよ。フォーニの正体がアルってのはうすうす気づいてたもののその辺を思い出したクリスの心理描写がよかったなぁ。最後に電車に乗ったところでフォーニが眠ったところでうっわまさか死ぬのかこれ最後まで鬱だなチクショーとか予想してたけどいい意味で裏切ってくれてよかった。不覚にもハッピーすぎて涙が出た。このENDならファルもトルタも最後には納得しただろうし最後に上手くまとめたなぁと。
あとのやつらは脇役ってことで適当に。
グラーヴェ
もういいよこの人だいっ嫌いだ。
アーシノ
黒い。てか貴族うz
コーデル
いいひとですね。
クリス
主人公。ヘタレ。
こんな感じかな。あと愛蔵版特典の「ピアノとチェロのための二重奏」っつーCDはかなり良かった。
やっぱこう褒めすぎな気もしてるけどやっぱいいゲームだった。怖いくらいに。